#1 - 2024-4-30 15:24
リゼ・ヘルエスタ (どこか遠くへ行く、あなたを信じます)
打ち切り漫画ネタや出版業界の問題をメタギャグにしての連作短編形式の話。
 望公太さんの新作だから安定して面白いだろうと調べないで買ったのが失敗でした。
 まあそこそこ業界ネタコメディで共感したりして面白いところがないわけではないのですが、webで無料で読むとかならともかくお金出してまで読みたいほどの出来かと言うとという感じです。
特に最近は文庫一冊の値段がはねあがっていて、ノベルス系のものと値段があまり変わりませんから、この内容でお金出したいてほどのものが出版されるのは楽しくないですね。

もっとも作者さんが電子書籍追加のSSで「こんな作品がでていのか?今までされてないてことには理由がある」なんてネタにしているので、作者さん本人も心のどこかで疑問は持っているのでしょうが。

コンテストの結果というためでしょうから出版は仕方ないのかもしれませんが、じゃあ「短編コンテスト作品を書籍化した」というのは商品紹介などでは大々的に書いていて欲しかったです。
そうしたら購入するかどうかをもう少し慎重に調べたので。

最後のネタは壮大にするためかもしれませんが、私には蛇足に思えました。創作とラストネタ絡めた作品て、あのラノベとかアニメとかと色々思いつくので、しっかり作り込まれたのならともかく、雑に扱われたようなもので、続きが別に読みたいと思えません。